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2012.04.26 Thursday  | - | - | 

「赤い百合」 アナトール・フランス

評価:
アナトール フランス
(2001-07)

タイトルに花の本(説明はこちら)  
7月・百合です。もう8月ですが…

■感想
何の予備知識もなく読み、「?????」

20世紀初頭のパリアッパークラスの美人妻が主役。
いわゆる愛人関係にある男性との関係を通じて真の恋愛を描く、というのが多分テーマ。
愛人は2人。
1人目とは割り切った「大人」の関係。
しかし、魅力的な男性と運命の出会いをしたヒロインは、美と花の街・フィレンツェで激しく愛し合う。
2人目の愛人にぞっこん惚れてしまったヒロインはあっさり最初の愛人を振る。
振られた方は実は本気だったため修羅場に。そして、前の男の存在を知った彼は…、というあらすじはメロドラマとしか思えない。
驚いたのはヒロインが「貞節」への疑問はまるでなくひたすら恋心の真偽ばかり問うているところ。
夫は妻の長期旅行を許すし、(愛人もうすうす気づいているような気がする)
えーと、この時代いいとこの新妻は愛人持つのが当たり前なんでしょうか?

奔放とも思えるヒロインに対して男性(夫、愛人2人)は一目で、しかも一途に彼女を想う。
それも不思議だ。
しかし、この本が書かれたのが1890年ごろと言う事が分かって衝撃。いまでこそ時代小説だが書かれた当時は現代小説だった訳だ。

1921年(!)にノーベル文学賞をとっているアナトール氏が(当時の)現代を舞台に生きた「女性の業」を浮き彫りにした小説を書いたということで、彼に影響を受けた芥川龍之介は彼の代表作を翻訳したりしている、と後から知りました。

すみません、そこまで有名な方だったとは知らなかったです。
小惑星に同じ名前があるので有名人だろうな、とは思ってはいたんだけど。
「百合」じゃなかったら絶対読まなかっただけに、色んな意味で衝撃だった作品です。
 



百合度★★★
満足度★★★(衝撃度なら星4)
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2009.08.04 Tuesday 22:28 | comments(0) | trackbacks(0) | 

「ダリアハウスの困った聖夜」 キャロライン ヘインズ


ダリアハウスの困った聖夜
Amazonで購入
書評/ミステリ・サスペンス

 とってもアメリカンな典型的コージーミステリ。
おキャンなヒロイン、イケメンとの駆け引き、美味しそうなお料理…もちろんメインディッシュは殺人事件。といっても「コージー」ですから血みどろ生ぐさな猟奇殺人ではないので、程よい緊張感で読み進められます。
「まだ寝るには早いから、紅茶でも飲みながら本読もうかな」的気分の時に選んで正解、なお話です。

典型的ではありますがこの作品ならではの美味しさもどっさりあります。
なんといっても魅力的なのはヒロイン。彼女のキャラ立ちがすごいのです。
33歳独身。元モデルだが今は寄る年なみで仕事もなく、唯一の財産・彼女の自宅「ダリアハウス」も差し押さえ寸前。おまけに先祖代々伝わる宿命の難病に侵されています。
それは…「暴れる子宮」
えええええ?なにそれ?
しかも歴代の女主人の難病ぶりを見守り続けた座敷わらしならぬ座敷メイドが、この家にはいるのです(笑)

この本は「ダリアハウスの陽気な幽霊」に続いてシリーズ2作目。
1作目で座敷メイドとともに家を守ったヒロインが故郷で探偵となり、持病にめげず新たな事件を解決する巻です。
座敷メイドの容赦ない次期女主人製造計画(あまりに赤裸々で笑えます)、持病を受け継ぐわんこも登場。
誰に力を借りていいかもわからないヒロインが結局は自力で事件を解決していく様は登場人物中1番オトコ前です。女の子にモテてどうするの、サラ?

事の発端はクリスマス・イブ、街自慢の有名人・ベストセラー作家が殺されたことから始まります。
名声を博した彼も今は落ち目、起死回生の自伝出版に絡んで彼に関係ある人物たちが怪しくうごめき、誰もがみんな疑わしい。
サラに言いよる男たちがいわくありげで、こんな駆け引きを続けていたら男性不信になってしまうんじゃないかと少々心配です。座敷メイド・ジティがこんな風にぼやく気持ちもわかります。
「嬢ちゃんは次にパOOィを脱ぐのは5年後って事になりそうですね」
こんなやりとりできる座敷メイド、日本じゃ絶対見つからない!(笑)

ただ、国民性の違いというか、ヒロインの胸キュンポイントがアメリカンすぎて引き目鉤鼻・生粋の日本人の私としては少々共感しづらい事も。
黒髪・胸毛セクシーのワイルドなイタリア男やら、金髪の英国貴族の靴の先がどれだけとがって光っているかうっとりと語られてもどうも…ね(笑)
「ティンキー」って男の名前じゃないのか!とか「ジェバダイ」って人の名前?とか、そこになじんでからでないと物語の面白さを追いかけられない自分が少々悔しいです。あくまで翻訳に慣れてない私の個人的事情ですが。

そして、せっかく慣れたころに事件解決。
「え〜?もっと読みたかったのに?」と変に後ろ髪を引かれてしまう不思議な読後感が残ります。

本家アメリカでは第8巻まで出ているそうなので、どうかモリモリ翻訳していただき、続けてモリモリ読んでいきたい。
早めの次巻、待ってます。






※この本は「本が好き」様から献本いただいたものです。ありがとうございました。





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2009.07.05 Sunday 02:57 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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