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と、文体を変えています。日によってコロコロ変わるのはそのせいです
読みにくくてすみません…。

基本・ネタバレてますです。
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2012.04.26 Thursday  | - | - | 

特別企画・山本周五郎賞完全制覇!〜第2回・吉本ばなな「TUGUMI」

特別企画・山本周五郎賞完全制覇!

第2回・平成元年度受賞作は、吉本ばなな「TUGUMI」です。
当時あまりに流行りましたので私も読んでみましたが、どこがいいのかその頃は理解できませんでした。今改めて読むと、また違った思いがあります。

前回山田太一さんが壮年男性の夢物語とすれば、今回は思春期女子の夢物語です。
気軽に読める親しみやすい文体と、いわくありげな人物描写。いまでいうなら携帯恋愛小説ですね。

病弱でいつも命の終わりを意識しながら自分に正直に生きる美少女つぐみと、彼女に魅せられ続ける幼なじみの少女まりあ。2人ふるさとで過ごす最後の夏に出会う一人の青年…。
こうきたら普通はこの3人で三角関係でしょう?ところが なにもなくあっさり 青年とつぐみは付き合い始め、まりあは2人のよき理解者。青年はどこまでも穏やかで、突然どっかでケンカしてきたりしますが基本性格が仙人。
まりあ様と仙人に見守られながら、つぐみはいつも自然に肩肘を張っていられるのです。
???
意味がわかりませんね。
要するにつぐみ以外は出てくる人物が全員無個性。「透明」です。ピュアとかいう意味ではなく存在が希薄。感情がほとんどない。つぐみだけが色がついているのです。

昔はこれを薄っぺらい、と思い、まったく評価しませんでしたが、今回作者が意図的にそう描いたのだとわかりました。「つぐみ」を徹底的に際立たせる事で彼女の強烈な個性を描きたかったのでしょう。それは成功してると思います。
ただ、それによって作者が何を伝えたかったのかは今もってわかりません。
命の賛歌?真の孤独?存在理由?

つぐみは最後、心臓まで止まりかけいよいよ死が間近に迫りますが、ケロッと持ち直して前より元気になって終わりです。
読者に問いかけといて、答えはつぐみの最期(を覚悟して書いた)の手紙に丸投げです。後はそっちでイロイロ考えて?みたいな。

「少女からおとなへと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめき」

裏あとがきにこうありますが、これじゃただの知恵熱ですよ(笑)
それも青春だからいいけど、だったら「病弱」設定は蛇足かな。


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2009.03.12 Thursday 13:51 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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