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2012.04.26 Thursday  | - | - | 

「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎 

ケネディ暗殺を伊坂氏流に仕立てた娯楽作品。面白いと思う。
複雑な伏線と巧みな構成。上手いと思う。
巨大な「何か」を説明できない。怖いと思う。
でも「たいへんよくできました」を、ポンと押せない気持ちになるのは何故なんだろう?

本書は「伊坂幸太郎的に娯楽小説に徹したらどうなるのか」というコンセプトのもとに書かれたとか。
なるほど。

じゃあ今までの作品ってなんだったの?
今までは純文学で、これは通俗小説?そうじゃないだろう。
今までは誰でも書けて、これだけはオンリーワン?それも違うだろう。
いつも氏は、彼にしか書けない小説で私たちに「娯楽」を提供してくれているのではなかったのか。

確かに今作はいつにもまして巧みで明快な伏線、読んでハラハラドキドキするお話だ。いいかえれば、文字を追っていけばついていける実にわかりやすいお話だ。
今までのような、小説におけるエッシャーのだまし絵とでも言うべき、目に見えるものをあえて微妙に捻じ曲げつつ辻褄を合わせるようなややこしいメッセージを孕んだ、簡単に言えば、深読みしがいのある作品にはなっていない。あえてその形を避けてある。
これが娯楽小説に徹した、という意味なのだろう。

こんなものか?こんな事か?
氏の目指す「娯楽」とは?

なんだか釈然としないまま、一度読み終わった本をパラ見する。
早々と20年後が第3章に来ているのも、工夫あるとは思うがネタバレギリギリだ。
数々の氏の作品を読んできているのだから、こちらだって学習済。ここで名前をがっつり覚えておけばその後は大体予想できる。
大体この突然出てくる「筆者」って何なんだ。何やってるかも何書いてるかもよくわからない人物じゃないか。ったく…。

…………。


えっ?あれ?あれ?あれ?
これって、どういう事?そういう事?それともこういう事?????



なんと私は今までどんな作品でもした事がない、「感想書く前にネットで答えを探す」旅に出てしまった。自分の出した答えがこんなに不安だったのは初めてだ。
これは解釈によって答えが変わる類の謎解きではない。作品が明快であるだけに答えも1つのはずだ。なのにわからないって…。
「深読みしなくても読めばわかる」を逆手に取ったアッケの伏線。こんな仕掛けがあったのか、おまけにいくら探しても確信は得られないときたもんだ。
結局氏の手のひらで踊らされていただけか、なんとまあ…。

ああ、氏のしてやったりの顔が目に浮かぶ…(お顔知りませんが)

悔しい。ヤラレタ。が、小気味良い敗北感。
これだから読書って止められない。娯楽バンザイ!


今こそ押します。
                                                               








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2009.09.15 Tuesday 12:54 | comments(2) | trackbacks(0) | 
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