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◎さくら書房…読書感想・書評です。ジャンル問わずなんでも読みます
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と、文体を変えています。日によってコロコロ変わるのはそのせいです
読みにくくてすみません…。

基本・ネタバレてますです。
◆オンライン書店bk1様より
鉄人癲イい燭世ました   
 ★5月10日 bk1投稿記録更新しました


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2012.04.26 Thursday  | - | - | 

「誤飲〜STORY BOX1」 全作品感想・後編

昨日に引き続き、「誤飲〜STORY BOX1」です。
本日は後半5本をお送りします。
短いながら作品10本の感想って大変…!

昨日の前編でネタバレ度はご理解いただけたと思うのでこのまま参ります〜。

◎本編感想・後編
■「ザ・キャビネット」 室積 光
突然横文字タイトルでビックリ。ここで初めて目次とコンセプトを確認しました。
この本唯一のコミカル路線。ミステリー専門なのかと不安になっていたところだったので存在としてはありがたい。
緊急時に発動する謎の内閣「ザ・キャビネット」
正義の味方版「オーシャンズ12」みたいな?クセモノ大臣が突如そろい踏みして記者会見を始める、マンガチックなイントロです。
「法務大臣・島崎楼村」やら「厚生労働大臣・具志堅洋子」やら各大臣選出の理由づけが、作者様の狙い通り笑えます。
このおふざけ緊急有能集団「ザ・キャビネット」がこの日本をどう動かすのか。
トンチキは嫌いじゃないですが、広げた風呂敷がきちんと畳まれる作品は少ないので…。
これはどうかな?

次回が気になる度★★★

■「返信」 野島信司
主人公は自殺志願の生徒からの遺書メールを受け取る教師、らしいです。
作品自体が生徒から送られてきたメールそのものになってますので 女生徒の一人称、教師の実態は彼女が語ることからしかわかりません。ちょっと話題の既存作を意識してるような…。

それは別にいいんですが、この作品のせいでこの短編集の連載区切りが何回か分かってしまった…。
すべての作家様が同じ連載回数とは限りませんが、今後そう思って読んでしまいそうです。回数が分かればあらかたの起承転結が読めてしまいます。2時間サスペンスでの22時30分以降が謎解き時間、と同じです。掲載作にミステリーが多いだけに、かなりガッカリ…。
他の作品への期待度もイッキにクールダウン。
こういう内容は創刊号で持ってきてほしくなかったなあ…。

次回が気になる度★

■「金脈」 嶽本野ばら
ミステリーの多いこのアンソロの中では異色(いい意味で)。
高年齢化したベットタウン、というリアルで複雑な社会問題を含んだ場所を舞台に、お祖父ちゃんと「私」が繰り広げるシニカルスラップスティック。今のところは。
でも嶽本さん作品だからひとひねりあるはず。期待度大。

次回が気になる度★★★☆

※ここから2本時代小説が続きます。ありがたいけどホントごった煮(笑)

■「小太郎の左腕」 和田竜
「のぼうの城」で一躍名をはせた作者様の初(だと思うんですが)、連載作。
群雄割拠の戦国時代にその少年は現れた。
って事で小太郎という謎に満ちた11歳の少年が主人公です。
「1543年種子島に鉄砲伝来」その十年後が舞台、冒頭から「種子島」の的として頭に柿を載せられている小太郎。他の少年は彼を「阿呆」とさげすんでいます。
ここから彼が生き馬の目を抜く戦国時代をどうやって生き抜き、重要人物となりえるのか、ツカミはいいです!

次回が気になる度★★★☆

■「狗賓童子の島」 飯嶋和一
「始祖鳥記」がものすごく面白かったので、実はこの方(と森見さん)目当てで買いました。
江戸の末期(やっぱり!)、隠岐に島流しとなった15歳の少年・西村常太郎。彼の数奇な人生を追いかける…の体です。
こちらも作家様初連載。
時代は違えど両時代小説で「少年が主人公」設定がダブりました。果たしてどちらに軍配が…?
1回目だけを比べてみると、漢字盛りだくさん(笑)状況説明で終わってしまっているため和田さんのツカミに比べると少々弱いです。

時代小説が好きな方ばかりとは限らないので、「一見さんお断り」的な時代考証と専門用語のみに終わる冒頭は、今後いかに面白くても(きっとそうだと思います)ページを飛ばされてしまいそうでもったいないです。
申し訳ないが「単行本になってから読もう」が正直な感想。せっかくの「連載」なのだし、毎号買いたい!と思わせるような工夫が欲しいな。

次回が気になる度★★★



総評:
発刊コンセプトを綴る編集後記で、
「活字離れによる思考力の低下」…ネットであっさり手に入る膨大な情報空間は一見無限大なようでいて実は、情報を選ぶ個人の関心のある事のみに終始しているため、新たな言語=概念の発見はあまり期待できない。
という編集様のご意見にもっとも感銘しました。(おいおい)
新たな言語が新たな概念発見にまで結びつくかどうかは極論ですが、ネットの検索は確かに個人興味に終始してますし、辞書で言葉の意味を引いた時、その隣にある全く知らない言葉に目がいきそこから辿るように「辞書を読む」=新語を取りこむ、なんてことは確かにネットではできません。
これは「読書」についても同じで、いつも同じ作家・同じジャンル、受ける刺激も考える範囲も変わらない、と考えると正直耳が痛いです。
このコンセプトと収録作のジャンルの偏りは矛盾するように思われますが、たくさんの作家様の綴る種類の違う言葉や概念をお手軽に楽しむにはいいのではないかと思いました。

少なくとも半年は追いかけてから、私にとっての価値を見極めたいと思います。

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2009.09.17 Thursday 15:30 | comments(2) | trackbacks(0) | 

「誤飲〜STORY BOX1」 全作品感想・前編

今年の8月に新創刊された小学館の挑戦作です。
昨今流行りのアンソロジーの何番煎じながら、それでも今の小学館(文庫)からすれば社運賭けてます、ぐらいの気合の入った作品と思います。

文庫特有のカラーカバーを排除して、高級なボール紙(笑)のような紙質で単色刷り。
コスト・価格ともに軽く、手に取りやすいように精一杯工夫されています。「文庫タイプの小説雑誌」の体かな。
執筆作家陣も小学館ゆかりのスター作家が目白押し。
「やさぐれパンダ」まで出演するにいたっては、一家総出の様相に少々
でも心意気は感じます。とりあえず応援(毎号購入)していきたいと思います。



簡単ながら創刊号全作品感想を2日に分けてお送りいたします。
帯コピーの「ベストセラーの素、つまってます!」 果たしてどうかな〜?
もうVol.2出てるのに今頃感想…。自分に失笑。



相当ネタバレしてますので、ご了承の上次ページへお進みください。


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2009.09.16 Wednesday 12:31 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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